季布一諾(読み)きふのいちだく

精選版 日本国語大辞典 「季布一諾」の意味・読み・例文・類語

きふ‐の‐いちだく【季布一諾】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「史記‐季布伝」の「楚人諺曰、得黄金百斤、不季布一諾」から出た語。季布は中国、漢代の楚人で信義を重んじたという。その一諾を得るのは、百金を得るよりもまさるという故事から ) 絶対に信頼できる堅い承諾。
    1. [初出の実例]「彼季布一諾、猶以不空、况聖主官符、寧堕于地乎」(出典高野山文書‐仁治二年(1241)七月日・金剛峯寺衆徒陳状案)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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