季布一諾(読み)きふのいちだく

精選版 日本国語大辞典 「季布一諾」の意味・読み・例文・類語

きふ‐の‐いちだく【季布一諾】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「史記‐季布伝」の「楚人諺曰、得黄金百斤、不季布一諾」から出た語。季布は中国、漢代の楚人で信義を重んじたという。その一諾を得るのは、百金を得るよりもまさるという故事から ) 絶対に信頼できる堅い承諾。
    1. [初出の実例]「彼季布一諾、猶以不空、况聖主官符、寧堕于地乎」(出典高野山文書‐仁治二年(1241)七月日・金剛峯寺衆徒陳状案)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む