四字熟語を知る辞典 「孤影悄然」の解説
孤影悄然
[活用] ―たる・―として。
[使用例] 縞の荒い半オオヴァの襟を立てた田中君が、洋銀の握りのある細い杖をかいこみながら、孤影悄然として立っている[芥川龍之介*葱|1920]
[使用例] 彼女の瞳は、その小さなわが家の淋しげなたたずまいに、にわかに自身の孤影悄然たる運命を感じとって[井上友一郎*銀座二十四帖|1955]
[解説] 「孤影」は孤独な、また、孤立した姿。「悄然」は、元気がなく、うちしおれている様子。
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