孤影悄然(読み)こえいしょうぜん

四字熟語を知る辞典 「孤影悄然」の解説

孤影悄然

人がただひとりで、元気なくさびしそうにしている様子

[活用] ―たる・―として。

[使用例] 縞の荒い半オオヴァの襟を立てた田中君が、洋銀の握りのある細い杖をかいこみながら、孤影悄然として立っている[芥川龍之介*葱|1920]

[使用例] 彼女の瞳は、その小さなわが家の淋しげなたたずまいに、にわかに自身の孤影悄然たる運命を感じとって[井上友一郎*銀座二十四帖|1955]

[解説] 「孤影」は孤独な、また、孤立した姿。「悄然」は、元気がなく、うちしおれている様子。

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む