学校債(読み)ガッコウサイ

デジタル大辞泉 「学校債」の意味・読み・例文・類語

がっこう‐さい〔ガクカウ‐〕【学校債】

私立学校が運営資金を調達するために、新入生や在学生を対象発行する債券。ふつうは無利子で、卒業時に返還する。
[補説]金融商品取引法により、平成19年(2007)9月から総額1億円以上、500人以上に向けての発行には企業並みの財務内容の公開義務となる。

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知恵蔵 「学校債」の解説

学校債

学校法人等が割り当てにより発行する、その学校法人等を債務者とする金銭債権(指名債権でないものに限る)であって、一定事項を表示する証券証書をいう。 従来証券取引法が金融商品取引法と改められて、従来は有価証券とされていなかったさまざまな商品が、今後は有価証券と認められるようになった。学校債もその一類型である。金融商品取引法第2条1項では有価証券を列挙しているが、その中の21号では流通性その他の事情を勘案して、公益または投資者保護を確保することが、必要なものとして政令で定める証券・証書と定められている。学校債はこの類型であると解されている。

(吉川満 (株)大和総研常務理事 / 2008年)

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