学生相撲(読み)がくせいずもう

知恵蔵 「学生相撲」の解説

学生相撲

アマチュア相撲は日本相撲連盟が統括し、実業団学生に分かれて多くの大会が開催されている。その中での頂点が、毎年12月の全日本選手権。この覇者はアマ横綱と呼ばれ、プロ入りに際しては幕下15枚目格付け出しから入門することが許される。また国体成年A、日本実業団選手権、全国学生選手権の優勝者も同じく幕下15枚目格付け出しからの入門。さらにアマ横綱と前記3大会のタイトルをもう1つ保持していれば、幕下10枚目格付け出しからの入門となる。幕下15枚目以内は1場所7戦全勝すれば、即十両昇進の可能性もあり、最短1場所での関取昇進もありうる。現在の大相撲界は学生力士全盛で、2006年秋場所では70人いる関取のうち、26人を数えた。

(根岸敦生 朝日新聞記者 / 2007年)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「学生相撲」の意味・わかりやすい解説

学生相撲
がくせいずもう

学生,生徒同士で行なう相撲。 1900年東京高等師範学校校長嘉納治五郎提唱により,学校に相撲部が生まれた。現在は大学生の相撲を「学生相撲」と呼ぶのが一般的で,全国学生相撲選手権大会の優勝者が「学生横綱」。大相撲入りするときは幕下付け出しで優遇される。

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