孫沢村(読み)まごさわむら

日本歴史地名大系 「孫沢村」の解説

孫沢村
まごさわむら

[現在地名]宮崎町孫沢

東流する川左岸の丘陵中にあり、東方米泉こめいずみ村、南と西は鳥屋とりやさき村、北は下多田川しもただがわ(現中新田町)に接する。正保郷帳に田一一貫三一二文・畑一貫八七二文とあり、ほかに同所新田二貫四八三文がある。「安永風土記」によれば、田一六貫二八文・畑三貫五八文で、蔵入は二貫八五二文、給所は一六貫二三四文、人頭一五人(うち沽却禿五)、家数一二(うち水呑一・借屋一)、男四六・女三〇、馬二二で、神社六、仏閣二があり、当村一円用水の堤五、当村一円用水の堰三があり、そのほかに鳥屋ヶ崎村との入会用水一がある。笹子平は南北三町五〇間・東西五〇間の御留野原で御鷹野場になっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android