宇多川町(読み)うだがわちよう

日本歴史地名大系 「宇多川町」の解説

宇多川町
うだがわちよう

[現在地名]相馬市中村なかむら 宇多川町

慶長一六年(一六一一)に中村城下に設定された市廛四坊の一つで、かつてみなみ町と称された。東西三町五四間、幅六間の両側町で、北はおお町、西はうわ町、南はふくろ町・柳馬場やなぎのばばに接する(奥相志)。当町中央の堀には石橋が架けられていたが、初め中野なかの村の熊野くまの(熊野堂城の跡地)の麓にあった市屋を移したことから町の東半を熊野堂くまのどう町と称したこともある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android