デジタル大辞泉 「宇宙のバブル構造」の意味・読み・例文・類語 うちゅう‐の‐バブルこうぞう〔ウチウ‐コウザウ〕【宇宙のバブル構造】 ⇒宇宙の大規模構造 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「宇宙のバブル構造」の意味・わかりやすい解説 宇宙のバブル構造うちゅうのばぶるこうぞうbubble-like structure 銀河が巨大な泡(バブル)状に分布すること。銀河は太陽のような恒星が1000億個以上も集まったものである。宇宙全体の差し渡しは150億光年といわれているが、そのなかには約1兆個もの銀河が存在する。最近の研究によれば、この銀河は一様に分布するのではなく、直径が6000万光年から1億5000万光年という巨大な泡状に分布することがわかった。宇宙空間には、光っている星のほかに、その10倍にものぼる暗黒物質があるが、銀河の泡構造は暗黒物質によって形成されたという予想がある。[広瀬立成][参照項目] | 暗黒物質 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例