宇宙検閲官仮説(その他表記)cosmic censorship hypothes

法則の辞典 「宇宙検閲官仮説」の解説

宇宙検閲官仮説【cosmic censorship hypothes】

ライスナー‐ノルトシュトリョームブラックホールのもつ電荷が臨界値に到達すると,外部地平面は収縮し,内部地平面は膨張してついに合一する.この臨界値を越えた電荷のブラックホールは「裸の特異点」が出現することになる.これは因果律破綻などいろいろと不都合なことが起きる結果となるので,存在しないだろうという学説と,そのような「目にとまると具合の悪い」(はだかの)特異点を,超自然的な検閲官がいてヒトの眼に触れぬように隠しているのだという学説とがあり,後者を「宇宙検閲官仮説」と呼んでいる.この名称を提案したのはペンローズ(R. Penrose)だそうである.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

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