破綻(読み)ハタン

デジタル大辞泉の解説

[名](スル)
破れほころびること。
「処々―して、垢染(あかじみ)たる朝衣を」〈竜渓経国美談
物事が、修復しようがないほどうまく行かなくなること。行きづまること。「経営に破綻を来す」

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 縫い目などがやぶれること。やぶれこわれること。
※舎密開宗(1837‐47)内「其胞鳴て破綻し自燃て焱を為す」
※経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉前「処々破綻して垢染(あかじみ)たる朝衣を穿ちたり」 〔方回‐登屋東山作詩〕
② 物事がうまくいかなくなること。それまでの互いの関係などがこわれてしまうこと。たちゆかなくなること。
※日本詩史(1771)四「観瀾有重名、而有此破綻何也」
※金色夜叉(1897‐98)〈尾崎紅葉〉後「事の破綻に及びて」
③ 商店、会社などが支払い停止となること。
※金(1926)〈宮嶋資夫〉一「大銀行が破綻したのか」

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