宇宙線研究所(読み)うちゅうせんけんきゅうじょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宇宙線研究所」の意味・わかりやすい解説

宇宙線研究所
うちゅうせんけんきゅうじょ

第2次世界大戦後,いちはやく再開された宇宙線研究を推進するため,1953年に全国共同利用の研究所として,東京大学に宇宙線観測所が設置されたが,これが 1976年に宇宙線研究所に発展した。乗鞍岳山頂や,山梨県明野に観測所をもつほか,岐阜県神岡には神岡宇宙素粒子研究施設がありニュートリノ観測装置カミオカンデ,さらにそれを大型化したスーパーカミオカンデを用いてニュートリノの観測を行なっている。

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