守破離(読み)シュハリ

デジタル大辞泉 「守破離」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐は‐り【守破離】

剣道茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の守破離の言及

【真行草】より

…徹底した稽古は真の格を体得する〈守格〉であるが,名人となれば形式をくずし自由に演じ〈破格〉をめざすべきだ,と能楽などで論じている。同義に近い言葉として〈守破離〉がある。【熊倉 功夫】。…

※「守破離」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」