デジタル大辞泉 「所見」の意味・読み・例文・類語 しょ‐けん【所見】 1 見た事柄。見た結果の判断や意見。「医師の所見によれば」2 ある事についての意見、考え。「所見を述べる」[類語]意見・見解・主張・説・論・所説・所論・持説・持論・私見・私意・私考・所思・考え・見方・オピニオン(尊敬)貴意・高見(謙譲)愚見・卑見・私見・管見 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「所見」の意味・読み・例文・類語 しょ‐けん【所見】 〘 名詞 〙① 見るところ。見出されるもの。証拠。[初出の実例]「近代下人之説三箇日間不二造営一者、予問二陰陽寮一之処申云、件事文書之中更無二所見一、仍延久年中大極殿棟上之後三箇日中早以造営也」(出典:中右記‐天永三年(1112)八月一九日)「其所見所聞に随ひ常に齟齬を生じて事の真面目を断ずるに足らず」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉二)[その他の文献]〔晉書‐嵆康伝〕② 見たところを述べる者。現場を見た証人。[初出の実例]「夜討は曾我の兄弟也、明日のしょけんは大藤内とよばはれば、兄弟の人々、しょけんといふが憎ければ、走りかかって裾を薙ぐ」(出典:浄瑠璃・頼朝浜出(1686)五)③ 考え。意見。所懐。[初出の実例]「人々の所見(ショケン)も異なれば」(出典:授業編(1783)九)「医学的に思わしからざる兆候すくなからずとの医師の所見あり」(出典:月は東に(1970‐71)〈安岡章太郎〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「所見」の読み・字形・画数・意味 【所見】しよけん 見るところ。考え。〔荘子、列禦寇〕夫(そ)れ(人智)のにたざること久し。而るに愚は其の見るを恃(たの)み、人(為)に入る。其の功、外なり(物の世界に止まる)。亦た悲しからずや。字通「所」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報