安俵通(読み)あひようどおり

日本歴史地名大系 「安俵通」の解説

安俵通
あひようどおり

盛岡藩の地方行政組織三三通の一つ。東は大迫おおはさま通、南は高木たかき通、西は万丁目まんちようめ通、北は八幡はちまん通に接する。現在の東和とうわ町・花巻市の各一部にあたる。「邦内郷村志」では、南成島みなみなるしま・北成島・安俵・落合おちあい小鹿生こがよう館迫たてはさま十二箇じゆうにか晴山はるやま上小山田かみおやまだ・下小山田(現東和町)高松たかまつ矢沢やさわ幸田こうだ(現花巻市)の一三ヵ村が含まれ(ただし小鹿生村は落合村に属するとある)、総高六千七八二石余、うち給地四千三四四石余、家数一千一一四、馬一千六一八。成立年代は不明であるが、「雑書」天和二年(一六八二)一月二九日条に「安俵通」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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