幸田(読み)コウダ

デジタル大辞泉 「幸田」の意味・読み・例文・類語

こうだ〔カウだ〕【幸田】

姓氏の一。
[補説]「幸田」姓の人物
幸田文こうだあや
幸田延こうだのぶ
幸田露伴こうだろはん

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精選版 日本国語大辞典 「幸田」の意味・読み・例文・類語

さき‐だ【幸田】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さきた」とも ) 神の恵みを受けて、作物がよくみのる田。
    1. [初出の実例]「〈本〉木綿垂(ゆうし)での 神の佐支多(サキタ)に 稲の穂の」(出典神楽歌(9C後)大前張・木綿垂で)

こうだカウだ【幸田・向田・甲カフ田】

  1. 姓氏の一つ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「幸田」の意味・わかりやすい解説

幸田(町)
こうた

愛知県中南部、額田郡(ぬかたぐん)にある町。岡崎蒲郡(がまごおり)両市の中間に位置する。1952年(昭和27)町制施行。1954年豊坂(とよさか)村と合併。JR東海道本線、国道23号、248号が通じる。また、三河湾スカイラインも走る。農業は米、果樹畜産が盛んで、筆柿を特産する。複数の内陸工業団地があり、自動車関連の工業が盛んである。三ヶ根山(さんがねさん)、遠望峰(とぼね)山などの観光地のほか、深溝(ふこうず)松平氏の廟所(びょうしょ)本光寺がある。1995年(平成7)幸田の万歳(三河万歳)が国の重要無形民俗文化財に指定された。面積56.72平方キロメートル、人口4万2449(2020)。

[伊藤郷平]

『『幸田町史』(1974・幸田町)』『『幸田町史 資料編』全3巻(1994~1996・幸田町)』


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改訂新版 世界大百科事典 「幸田」の意味・わかりやすい解説

幸田[町] (こうた)

愛知県南部,額田(ぬかた)郡の町。人口3万7930(2010)。中央部をJR東海道本線,国道248号線が通り,東に東海道新幹線の坂野坂トンネル,西に永野トンネルがある。東部に遠望峰(とぼね)山,南部に三ヶ根山があり,中央部には北流する広田川の沖積地が広がる。明治初期まで菱池沼があり,江戸時代から開発が進められ,1880年代の干拓工事の完成により,水田地帯となった。東部の台地には古墳群や溜池が点在し,国道248号線沿いに集落が発達,イチゴ,トマトなどの施設園芸や畜産が盛んである。国道23号線の走る西部一帯は傾斜地で,ミカン,柿の栽培が行われる。南部の深溝(ふこうず)を中心に,東海道本線に沿って繊維工場が立地し,近年は北部に金属・機械工場が進出している。三河湾国定公園に属する遠望峰山,三ヶ根山を中心に観光開発が進む。
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百科事典マイペディア 「幸田」の意味・わかりやすい解説

幸田[町]【こうた】

愛知県南部,額田(ぬかた)郡の町。イチゴ,ナスなどの蔬菜の栽培が盛ん。ミカン,カキも産する。東海道本線が通じ,レーヨンを主とする繊維工業,金属,機械工業が進出している。56.72km2。3万7930人(2010)。

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