日本歴史地名大系 「安倍口新田」の解説 安倍口新田あべぐちしんでん 静岡県:静岡市旧安倍郡地区安倍口新田[現在地名]静岡市安倍口新田・安倍口団地(あべぐちだんち)安倍川下流右岸に位置し、西は内牧(うちまき)村・幸庵(こうあん)新田・西(にし)ヶ谷(や)村。慶長年中(一五九六―一六一五)大洪水により安倍川の氾濫原になっていた土地を、相川(あいかわ)村(現大井川町)の者七人が協力して新田にしたという(修訂駿河国新風土記)。寛永九年(一六三二)幕府領。元禄郷帳では高三四九石余。宝永二年(一七〇五)に村高三四九余のうち四七石余が旗本石谷領、残りが同本多領となるが、宝暦元年(一七五一)本多領は再び幕府領となり幕末に至る(「寛政重修諸家譜」など)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by