安州(読み)あんしゅう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「安州」の意味・わかりやすい解説

安州
あんしゅう / アンチュ

北朝鮮、平安南道(へいあんなんどう/ピョンアンナムド)北部の安州郡にある邑(ゆう)(町)。郡庁所在地。清川江(せいせんこう/チョンチョンカン)左岸に位置し、西方に向けて開いている安州平野の農産の中心地である。安州炭田は町の西方16キロメートルにあり、第三紀層から褐炭を産出している。安州は古くから開け、李(り)朝時代は鎮が置かれた。町の北側の清川江付近の丘には李朝時代の楼閣である百祥楼(ひゃくしょうろう)がある。関西八景の一つであるが、朝鮮戦争のとき破壊された。

[魚 塘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む