日本大百科全書(ニッポニカ) 「安州」の意味・わかりやすい解説 安州あんしゅう / アンチュ 北朝鮮、平安南道(へいあんなんどう/ピョンアンナムド)北部の安州郡にある邑(ゆう)(町)。郡庁所在地。清川江(せいせんこう/チョンチョンカン)左岸に位置し、西方に向けて開いている安州平野の農産の中心地である。安州炭田は町の西方16キロメートルにあり、第三紀層から褐炭を産出している。安州は古くから開け、李(り)朝時代は鎮が置かれた。町の北側の清川江付近の丘には李朝時代の楼閣である百祥楼(ひゃくしょうろう)がある。関西八景の一つであるが、朝鮮戦争のとき破壊された。[魚 塘] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例