安積城跡(読み)あづみじようあと

日本歴史地名大系 「安積城跡」の解説

安積城跡
あづみじようあと

[現在地名]一宮町安積

安積集落の北西、標高五五七メートルの山頂に築かれた中世の山城跡。安積瑞泉寺山あづみずいせんじやま城ともいう。安積盛氏が元弘(一三三一―三四)頃に築城したとされるが(赤松家播備作城記)、当時の史料からは確認できない。天文一六年(一五四七)と推定される一一月日の大井祝陳状案(伊和神社文書)に「安積城退散之時」とあるが、詳細は不明。安積氏の居館は現在の安積字加門田かもんだにあったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android