安貴王(読み)あきおう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安貴王」の解説

安貴王 あきおう

?-? 奈良時代,春日王(かすがのおう)の王子
妻は紀少鹿女郎(きの-おしかのいらつめ)。天平(てんぴょう)5年(733)子の市原王が父の長寿をいわった歌や,安貴王が12年の聖武(しょうむ)天皇伊勢(いせ)旅行に同行してつくった歌などが「万葉集」にある。阿貴王,阿紀王ともかく。
格言など】秋立ちて幾日(いくか)もあらねばこの寝ぬる朝明(あさけ)の風は手本(たもと)寒しも(「万葉集」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android