安通村(読み)あんつうむら

日本歴史地名大系 「安通村」の解説

安通村
あんつうむら

[現在地名]芦安村安通

甘利あまり山・千頭星せんとうほし山・大崖頭おおがれあたま山・高谷たかたに山・櫛形くしがた山に囲まれた御勅使みだい川渓谷の南岸に位置し、東は駒場こまば(現白根町)、北は芦倉あしくら村。慶長古高帳では「安通院」とあり、高五石余、幕府領。延宝九年(一六八一)徳島とくしま堰下の新田検地では田二反余が把握され(「徳島堰下新田畑検地帳」県立図書館蔵)、田七畝余が見取となり(「徳島堰下新田畑見取改帳」同館蔵)、中畑二畝余・下畑二七歩・下々畑一畝余・山下畑一九歩が田となっている(「徳島堰下畑成田検地改帳」同館蔵)。貞享五年(一六八八)の徳島堰付の新田検地では下々田四反余・高二石余が書上げられている(「徳島堰付新田検地帳」同館蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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