定倉山(読み)じようくらやま

日本歴史地名大系 「定倉山」の解説

定倉山
じようくらやま

朝日町の奥、小川おがわ谷の源頭、越道こえど(横山峠)近くにそびえる。標高一四〇六メートル。文政八年(一八二五)石黒信由の越中四郡村々組分絵図(高樹文庫)などに記載。元禄一三年(一七〇〇)古絵図(県立図書館蔵)には定倉山と姥打うばうち山が並んで記載されている。姥打山は現在の初雪はつゆき山であろう。定倉山と姥打山とが一対をなす尉と姥だったと思われる。黒部平野の雪形伝承で、爺と婆の姿が現れる山というのはこの定倉・姥打両山である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android