朝日町(読み)あさひ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「朝日町」の解説

朝日〔町〕
あさひ

山形県中部,朝日山地の東麓にある町。西境に大朝日岳,平岩山がそびえ,中央を朝日川が東流し,東部で最上川に合流する。 1954年大谷村,宮宿町,西五百川 (にしいもがわ) 村が合体して成立。最上川流域には集落が点在し,その一つ宮宿は古い城下町であるが,城は残っていない。江戸時代にはカラムシ,明治期には生糸の産地。米作果樹を主とした農業で,蜜入リンゴは有名。朝日川には木川ダムがあり,木川,石田淵に発電所を備えている。 62年上郷ダムが建設された。大沼には大小約 50の島が浮遊して奇景を呈し,名勝に指定されている。大沼地区は三山行者の信仰地で,修験者が多い。元文4 (1739) 年に建てられた大庄屋佐竹家の住居は重要文化財。大朝日岳の東麓,朝日川渓谷に朝日鉱泉があり,登山者の基地,休憩地で,その一帯は,磐梯朝日国立公園に属している。面積 196.81km2人口 7119(2015)。

朝日〔町〕
あさひ

富山県北東端にある町。1954年町と大家庄村,五箇庄村,境村,南保村,宮崎村,山崎村の 6村が合体して成立。東は新潟県に接し,北は日本海に面している。町域は北西部の小川流域平地部と東部の山岳地帯とからなる。中心地区の泊は北陸道宿場町として発達。東部の境は関所があった地。西部は黒部扇状地の一部で早場米の水田単作地帯。水産業は宮崎漁港を基地にカニ,ブリタラ,ワカメの水揚げが多い。宮崎・境海岸から山地にかけて朝日県立自然公園に指定されている。小川の上流には小川元湯温泉がある。北部の海岸線に沿って,JR北陸本線,国道8号線,北陸自動車道が通り,朝日インターチェンジがある。面積 226.3km2(境界未定)。人口 1万2246(2015)。

朝日〔町〕
あさひ

三重県北部の町。 1954年町制。旧東海道 (現国道1号線) に沿う農村であったが,38年,電機工場進出,以後工業の町として発展した。ほかにも金属など多数の工場が立地して,北勢工業地域に属する。平田篤胤 (あつたね) ,香川景樹伴信友とともに天保の四大国学者の1人とされる橘守部生地。朝日丘陵上には縄生 (なお) 廃寺跡が残る。面積 5.99km2。人口 1万560(2015)。

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