定友村(読み)さだともむら

日本歴史地名大系 「定友村」の解説

定友村
さだともむら

[現在地名]今立町定友

五箇ごかの一村で、新在家しんざいけ村の北にある。文明年間(一四六九―八七)と大永年間(一五二一―二八)の大滝寺々庫収納田数帳(大滝神社文書)によれば「貞友」の地名を冠する者が数名みえ、大永の田数帳に付された天文一九年(一五五〇)正月晦日付の「修正月会晦夜御行之事」には「貞友村 樽一ツ」と記される。また同一六年一一月四日付の加藤二郎衛門尉宛書状(同文書)署名に「貞友之五郎右衛門」とあり、「定友」の表記は近世以降のものである。正保郷帳によると村高は二六八・八八石で、田方一七一石余・畠方九七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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