宜なへ(読み)よろしなへ

精選版 日本国語大辞典 「宜なへ」の意味・読み・例文・類語

よろし‐なへ【宜なへ】

〘副〙 (形容詞「よろし」の語幹助詞「なへ」の付いたもの) いかにも好ましく。ちょうどよい具合に。まさにふさわしく。
万葉(8C後)一八・四一一一「然れこそ 神の御代より 与呂之奈倍(ヨロシナヘ) 此の橘を 時じくの 香(かく)の木の実と 名づけけらしも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android