宮崎成身(読み)みやざき せいしん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮崎成身」の解説

宮崎成身 みやざき-せいしん

?-? 江戸時代後期の武士
幕臣。小十人頭,のち持弓之頭。「大狩盛典」「通航一覧」などの幕府編纂(へんさん)事業に従事する。また文政13年(1830)から30年以上にわたって,政治,事件,災害などのさまざまな資料や情報を「視聴草(みききぐさ)」178冊にまとめた。初名は成之(しげゆき)。字(あざな)は信卿。通称太一郎,次郎太夫。号は百拙斎,栗軒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の宮崎成身の言及

【教令類纂】より

…江戸幕府の法令集。旗本で教養の高かった先手頭宮崎成身が職務の余暇に編集した法令集で,初集はほぼ慶長期(1596‐1615)~1715年(正徳5)。二集は16‐86年(享保1‐天明6)の幕府法令を集め,1829年(文政12)に完成した。…

※「宮崎成身」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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