幕臣(読み)バクシン

精選版 日本国語大辞典 「幕臣」の意味・読み・例文・類語

ばく‐しん【幕臣】

  1. 〘 名詞 〙 幕府の臣下。将軍直属の家臣。旗本や御家人。幕人。
    1. [初出の実例]「関東より走上る幕臣(バクシン)ありて」(出典:春雨文庫(1876‐82)〈和田定節〉二〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の幕臣の言及

【旗本】より

…江戸時代には,将軍の直属家臣である大名・旗本・御家人のうち,旗本は知行高1万石以下で将軍に謁見できる御目見(おめみえ)以上の格式の者を称した。旗本と御目見以下の家臣である御家人とを総称して直参(じきさん)または幕臣といった。ただし,同じく1万石以下の直臣ではあるが,名家の子孫で幕府の儀礼をつかさどる高家(こうけ)と参勤交代の義務をもつ交代寄合は別格であり,老中支配に属した。…

※「幕臣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android