宮本入作(読み)みやもといりさく

日本歴史地名大系 「宮本入作」の解説

宮本入作
みやもといりさく

[現在地名]池田町大字池田 正科しようじな

現池田町中部の段丘下の水田地帯に位置し、正科集落と隣り合う。

宮本入作というのは、ここより北二キロにあった大町おおまち組宮本村(現大町市大字社宮本)の入作地ということで、通い作のため人家もなく、村呼称もしていない。

宮本入作の名は、寛永一五年(一六三八)から同一九年の間に成立したとみられる信州松本御領分村々高附帳に「高五拾七石三斗七升 宮本入作」とあって、この入作の成立は早い頃のものと推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android