家貧しくして孝子顕わる(読み)イエマズシクシテコウシアラワル

デジタル大辞泉 「家貧しくして孝子顕わる」の意味・読み・例文・類語

いえまずしくして孝子こうしあらわる

《「明心宝鑑」から》家が貧乏だと子どもの孝行ぶりがはっきりわかる。
逆境に陥ったときにはじめて、それを助けるものが現れる。

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関連語 出典 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「家貧しくして孝子顕わる」の意味・読み・例文・類語

いえ【家】 貧(まず)しくして=孝子(こうし)(あら)わる[=孝(こう)を顕(あら)わす]

  1. ( 「明心宝鑑」の「家貧顕孝子、世乱識忠臣」から ) 家が貧乏だと、孝行な子の善行がはっきり人に知られる。逆境におちいった時、誠実な人間表面にあらわれる。
    1. [初出の実例]「家貧して孝をあらはすとこそ聞なれ」(出典:俳諧・夏炉一路(1757)籾する音)

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