寂念村(読み)じやくねんむら

日本歴史地名大系 「寂念村」の解説

寂念村
じやくねんむら

旧丹羽郡内の中世村落で現大赤見若年おおあかみじやくねん辺り。良峯氏系図によると、嘉元三年(一三〇五)五月二二日、持明院中納言法印最喜が、弟子の上野房静真に、丹羽郡寂念村内の地頭本地分田畑在家などを譲与した。この田畑在家などは、最喜の山門の先師の重代相伝の所領であるという。こうして、寂念村の地頭職は、良峰氏一族の静真が領掌するところとなった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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