富久町(読み)とみひさちよう

日本歴史地名大系 「富久町」の解説

富久町
とみひさちよう

[現在地名]江東区深川一丁目

あぶら堀北岸の町屋元木場もときば二一ヵ町の一で、深川富久ふかがわとみひさ町とも称した。片側町で、西は仙台せんだい堀と油堀を結ぶ堀を挟んで材木ざいもく町、北は三河西尾藩松平(大給)家下屋敷、東は万年まんねん町三丁目と平野ひらの町。文政町方書上によれば町内総間数は京間で東西間口・裏幅とも五四間余、南北は裏行二五間余、一千三九〇坪余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android