日本歴史地名大系 「富永十兵衛新田」の解説 富永十兵衛新田とみながじゆうべえしんでん 新潟県:西蒲原郡吉田町富永十兵衛新田[現在地名]吉田町富永十兵衛新田富永村内に民戸と耕地が錯綜する。安永四年(一七七五)の年貢割附写(米納津物語)に、十兵衛新田分御役銀三〇目五厘(四八石六斗二升二合に掛り高)とある。開発は承応元年(一六五二)という。文政一三年(一八三〇)の長岡領分高附録(長岡の歴史)は高四八石一斗余。文久元年(一八六一)の郡中高辻帳(河村家文書)では富永十兵衛新田高四斗余が出雲崎(いずもざき)代官所領に入っている。旧高旧領取調帳では、四八石一斗余(長岡藩領)と四斗余(会津藩領)に分れる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報