富沢窯跡(読み)とみざわようせき

日本歴史地名大系 「富沢窯跡」の解説

富沢窯跡
とみざわようせき

[現在地名]仙台市三神峯一丁目

東北本線長町ながまち駅の西約三キロ、三神峯みかみね公園内に所在する。西多賀にしたが丘陵の一部が南東に向かって張出した標高約六五メートルの丘陵南斜面に立地する。昭和四九年(一九七四)の調査の結果、窯体の構造は燃焼部・焼成部・煙道部・前庭部からなる地下式無階無段窖窯あながまで、全長九・八メートル、床面が二面あり、改築されて使用されていることが判明した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android