富沢郷(読み)とみさわごう

日本歴史地名大系 「富沢郷」の解説

富沢郷
とみさわごう

隈戸くまど下小屋しもごやの辺りに鎌倉時代からあったと思われる郷名。文保二年(一三一八)二月一六日の関東下知状(熱海白川文書)によれば、去年一一月一二日に富沢郷の宿所が炎上し、結城摂津守盛広が持っていた譲状を紛失したため改めて「白河庄□富沢・真角・大和久・葉太・大田河・小田河・趺増・赤丹沢等郷、田中・鉤尾・飯土用・深谷等村地頭職」が盛広に確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android