寒梅粉(読み)かんばいこ

精選版 日本国語大辞典 「寒梅粉」の意味・読み・例文・類語

かんばい‐こ【寒梅粉】

  1. 〘 名詞 〙 もちごめを蒸して乾燥させ、粉にひいてさらに晒(さら)したもの。少量の水で練って木材を接合するなど、主に接合剤として用いる。
    1. [初出の実例]「ふと寒梅粉を切らしてゐたことを思ひ出して」(出典:今年竹(1919‐27)〈里見弴〉伸び行く)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「寒梅粉」の意味・わかりやすい解説

寒梅粉
かんばいこ

もち米を蒸したのち,餅生地とし,それを焼いて乾燥させてから粉末としたもの。打ち物,押し物菓子や豆菓子などの製菓原料として使用される。うるち米を用いた並寒梅粉はさらに下級の菓子原料となる。

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