寝濃い(読み)ネゴイ

デジタル大辞泉 「寝濃い」の意味・読み・例文・類語

ね‐ご・い【寝濃い】

[形][文]ねご・し[ク]中世近世語》ねぼうである。いぎたない。
しきりにおとづるるに―・い八千代さへ目覚めて」〈浮・一代男・七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「寝濃い」の意味・読み・例文・類語

ね‐ご・い【寝濃】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙 寝坊である。一度眠ったらなかなか目を覚まさない。いぎたない。〔運歩色葉(1548)〕
    1. [初出の実例]「手を壱つうてば〈略〉何ほどねごひわらうも目をさますなり」(出典:仮名草子・都風俗鑑(1681)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android