対華二十一箇条要求(読み)たいかにじゅういっかじょうようきゅう

精選版 日本国語大辞典 「対華二十一箇条要求」の意味・読み・例文・類語

たいか‐にじゅういっかじょうようきゅう タイクヮニジフイッカデウエウキウ【対華二十一箇条要求】

第一次世界大戦中の大正四年(一九一五)、日本中国に提出して受諾させた権益拡大のための二一か条の要求。関東州租借期限・南満州権益期限の延長、南満州・東部内蒙古における日本の優越性の確立、中国沿岸の港湾諸島の他列強国に対する割譲貸与禁止などを求めたもので、中国の排日運動をまきおこした。二十一箇条要求。→国恥記念日

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デジタル大辞泉 「対華二十一箇条要求」の意味・読み・例文・類語

たいか‐にじゅういっかじょうようきゅう〔タイクワニジフイツカデウエウキウ〕【対華二十一箇条要求】

第一次大戦中の大正4年(1915)、日本が中国に受諾させた21か条の要求。山東省の旧ドイツ権益の継承、満鉄権益期限の99か年延長などを要求し受諾させたが、これに対し、中国国内では反日運動がまきおこった。

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