射交わす(読み)いかわす

精選版 日本国語大辞典 「射交わす」の意味・読み・例文・類語

い‐かわ・す‥かはす【射交】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 矢をまじえる。射合う。
    1. [初出の実例]「ジュウゴ ノ カブラヤ ヲ ヘイケ ノ ヂン エ イイレタレバ、ヘイケ モ ジュウゴキ ダイテ、ジュウゴ ノ カブラ ヲ ycauaxeba(イカワセバ)」(出典:天草本平家(1592)三)
  3. 光や視線などを互いにまじえる。
    1. [初出の実例]「二人とも異様に光った眼をチラリと射交し」(出典:秋立つまで(1930)〈嘉村礒多〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android