将付(読み)しょうづき

精選版 日本国語大辞典 「将付」の意味・読み・例文・類語

しょう‐づきシャウ‥【将付】

  1. 〘 名詞 〙 味方の軍が敗北して、将兵がみな逃げる時、大将に付き添って逃げて行く者。踏みとどまるものが三騎までを誉(ほまれ)とし、七騎に及ぶものを覚(おぼえ)と称する。また、大将に付き添って逃げることを、将に付くという。
    1. [初出の実例]「将付の事、敵奥深く働入、をくれ口にして引取事難儀なる刻、能主に付士是大なるほまれなり」(出典:兵法雄鑑(1645)一七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android