将作大匠(読み)しょうさくだいしょう

精選版 日本国語大辞典 「将作大匠」の意味・読み・例文・類語

しょうさく‐だいしょうシャウサクダイシャウ【将作大匠】

  1. 〘 名詞 〙 木工(もく)の頭(かみ)唐名
    1. [初出の実例]「夏日於三品将作大匠水閣」(出典古今著聞集(1254)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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世界大百科事典(旧版)内の将作大匠の言及

【大工】より

…639年(舒明11)に百済川畔に大宮,百済大寺を造った際,書直県(ふみのあたいあがた)が大匠に任命され,699年(文武3)には〈大工二人於山科山陵,並分功修造焉〉と《続日本紀》に書かれているのがその例である。大匠の語源は,中国の建設担当役所の長官である〈将作大匠〉を略したものと思われ,《日本書紀》孝徳天皇の白雉元年(650)10月条に〈将作大匠荒田井直比羅夫を遣して宮の堺標を立つ〉とあるのは,略さずに官名を使ったのであろう。 次に,律令期においては,国家の建設事業担当役所である木工寮(もくりよう)の技術系の長官が大工であり,その下に少工(すないたくみ∥しようく),長上(ちようじよう)工,番上(ばんじよう)工があった。…

※「将作大匠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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