将門首塚(読み)まさかどくびづか

日本歴史地名大系 「将門首塚」の解説

将門首塚
まさかどくびづか

[現在地名]千代田区大手町一丁目

平将門の首塚。将門しようもん塚と通称する。天慶三年(九四〇)藤原秀郷らにより討取られた将門の首は京に送られ晒されたが、関東に飛び帰り芝崎しばざき村の神田社付近に落ちて夜な夜な怪光を放った。遊行上人第二世他阿真教により鎮められ首塚が作られたという(「寺社備考」など)。将門の首塚は慶長年間(一五九六―一六一五)とされる神田社の移転後、土井大炊頭邸内(幕末は酒井雅楽頭邸、南隣は一橋邸)に取込まれた(沿革図書など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android