小利(読み)ショウリ

デジタル大辞泉 「小利」の意味・読み・例文・類語

しょう‐り〔セウ‐〕【小利】

わずかな利益。「小利を捨てて大利に付くべし」

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精選版 日本国語大辞典 「小利」の意味・読み・例文・類語

しょう‐りセウ‥【小利】

  1. 〘 名詞 〙 わずかな利益。ちいさな利益。
    1. [初出の実例]「この人は下愚の性移るべからず、偽りて小利をも辞すべからず、仮にも賢を学ぶべからず」(出典:徒然草(1331頃)八五)
    2. 「小利を見る者は、真の不朽をなし得ることあたはず」(出典:随筆・孔雀楼筆記(1768)四)
    3. [その他の文献]〔論語‐子路〕

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世界大百科事典(旧版)内の小利の言及

【利子】より

…令の規定では稲粟出挙は利息は私出挙が1倍,公出挙は半倍を超えることは許されず,期間は1年とし,1年目の利息がすでについている元本に翌年以降利息をつけることや複利計算は禁止されていた。公出挙は令の規定どおり5割の利息で貸し出されていたが,3割に引き下げられた時期もあり,それぞれの利息を大利,小利とも称した。債務者が返済期限前に死亡した場合は負債は免除された。…

※「小利」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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