デジタル大辞泉
「大利」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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たい‐り【大利】
- 〘 名詞 〙 ( 「だいり」とも )
- ① 仏語。この上もない広大な利益(りやく)。
- [初出の実例]「得二菩提大利一不レ応レ生二退屈一」(出典:往生要集(984‐985)大文五)
- [その他の文献]〔無量寿経‐下〕
- ② 大きな利益。巨利。〔運歩色葉(1548)〕
- [初出の実例]「皆是小利をむさぼらずして、大利(リ)を得るの基ならずや」(出典:談義本・当世下手談義(1752)二)
- [その他の文献]〔礼記‐表記〕
- ③ 大勝利。また、大きな成功。
- [初出の実例]「備中、讚岐、阿波等之儀大略得二大利一」(出典:実隆公記‐永正八年(1511)六月二八日)
- 「其後数度接戦し終に〈略〉大利を得たり」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉初)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の大利の言及
【利子】より
…令の規定では稲粟出挙は利息は私出挙が1倍,公出挙は半倍を超えることは許されず,期間は1年とし,1年目の利息がすでについている元本に翌年以降利息をつけることや複利計算は禁止されていた。公出挙は令の規定どおり5割の利息で貸し出されていたが,3割に引き下げられた時期もあり,それぞれの利息を大利,小利とも称した。債務者が返済期限前に死亡した場合は負債は免除された。…
※「大利」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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