小口市場村(読み)こぐちいちばむら

日本歴史地名大系 「小口市場村」の解説

小口市場村
こぐちいちばむら

[現在地名]浅羽町浅名あきな

松下まつした村の南に位置する。寛永二一年(一六四四)の掛川預一万石郷村覚に村名がみえ、高一四七石余。同年幕府領掛川藩預地、正保二年(一六四五)横須賀藩領となる。正保郷帳では同藩領、田方一三四石余・畑方一二石余、光院庵領一石。元禄一一年(一六九八)旗本米津領となり幕末に至る(旧高旧領取調帳など)。国立史料館本元禄郷帳によるとほかに虎寅庵領・天王社領、旧高旧領取調帳では虎寅庵領一石三斗・多計速社(現建速神社)除地三斗。嘉永四年(一八五一)の村況覚書(小池家文書)によれば家数二三・人数七七。諸井もろい用水組合一村。安政三年(一八五六)江之端えのはた悪水吐圦樋伏替えをめぐる下手三〇ヵ村との相論に上手村として参加。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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