小将町
こしようまち
[現在地名]金沢市小将町・東兼六町
賢坂辻通を挟んで味噌蔵町の南に位置する武家地。東内総構堀と東外総構堀の間を占め、一部内総構堀西方をも含む町名として用いられた。三代藩主前田利常の頃に、当地に小姓組の士を集め屋敷地を与えたため生じた町名という(金沢古蹟志)。元禄六年(一六九三)の侍帳では御小性町・小性衆町・御小性人町などともみえる。寛永二〇年(一六四三)御小姓頭に任じられた脇田直賢の子孫が代々屋敷を構えている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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