小屋場村(読み)こやばむら

日本歴史地名大系 「小屋場村」の解説

小屋場村
こやばむら

[現在地名]茅野市泉野いずみの 小屋場

大泉おおいずみ(一一一五メートル)南東にあり、北部やな川が流れ、北は槻木新田つきのきしんでん村、南は中道なかみち村に接する。「諏訪郡諸村旧蹟年代記」には「元材木取杣人之小屋場と云(中略)尤平人之小屋場には非す、御宝殿材木取又は御柱伐候節ノ小屋場也」と、地名の由来を記し、諏訪大社上社の御柱おんばしら伐りに上る道の辺りに斧研ぎ場があることも記してある。

同書によれば、開発は正保二年(一六四五)あるいは慶安元年(一六四八)で、「柳沢新田より分ル 永田清左エ門同留右エ門」と、草分人の名が記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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