小山戸庄
おやまとのしよう
三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)に山辺郡として、
<資料は省略されています>
とある。興福寺大乗院領荘園であり、大乗院末寺の正暦寺の別院正願院は預所と考えられる。松林院、喜多院二階堂の給分もあった。
正願院御供事方については、寛喜二年(一二三〇)の正願院仏事用途所当注進状(興福寺文書)に「小山戸庄所当支配事、合九十四石六斗六升九合九勺長講斗(下略)」とあり、小山戸庄は少なくとも大乗院領として鎌倉初期までさかのぼりえよう。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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