小山谷村(読み)おやまだにむら

日本歴史地名大系 「小山谷村」の解説

小山谷村
おやまだにむら

[現在地名]福井市小山谷町・足羽三―五丁目

福井城下西南に隣接し、湾曲した足羽山の奥部山麓にある。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では「尾山谷村」と記され、高三八八・一四石。正保郷帳以降小山谷村となり、同帳によれば田方一六七石余・畠方二二〇石余。福井藩領で、文政六年(一八二三)の給人地方渡名寄帳によると、華蔵けいぞう寺領七〇石・瑞源ずいげん寺領一〇〇石・本多筑後知行分四〇石があった。

東部山麓に、昭和二〇年(一九四五)三橋みつはしから移転した浄土宗西山禅林寺派法興ほうこう寺がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android