小村=ウェーバー協定(読み)こむら=ウェーバーきょうてい(その他表記)Komura-Weber Agreement

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小村=ウェーバー協定」の意味・わかりやすい解説

小村=ウェーバー協定
こむら=ウェーバーきょうてい
Komura-Weber Agreement

1896年5月 14日,ソウルにおいて日本側小村寿太郎,ロシア側 K.I.ウェーバーの両公使によって調印された朝鮮問題に関する日露間の覚え書。ロシア公使館にいる朝鮮国王の還宮実現の条件として,両国軍隊の駐屯定員などを取決めている。

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世界大百科事典(旧版)内の小村=ウェーバー協定の言及

【小村寿太郎】より

…翻訳局長から臨時代理公使として清国に勤務し,日清開戦の方向に動いた。三国干渉後は弁理公使として朝鮮に勤務,閔妃(びんひ)殺害事件の善後策にあたり,96年5月日露で朝鮮内政を共同監督する小村=ウェーバー協定を成立させた。外務次官,駐米・駐露公使を歴任ののち駐清公使となり,義和団事件収拾の国際会議には日本全権となった。…

※「小村=ウェーバー協定」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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