法則の辞典 「小林‐益川モデル」の解説 小林‐益川モデル【Kobayashi-Maskawa model】 素粒子を構成する基本粒子についてのモデル.基本粒子は6種類のクォークによって構成される.u,d,s,c,bの5種類のクォークは以前から知られていたが,このほかに電荷(2/3)eの別のクォーク(tクォーク)の存在が予想された.その後の実験結果はおおむねこのモデルを裏づけるものであり,中性K中間子の崩壊にみられるCPの破れをたくみに説明できるものである. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報