小柳郷(読み)おやなぎごう

日本歴史地名大系 「小柳郷」の解説

小柳郷
おやなぎごう

[現在地名]長野市若穂綿内

綿内わたうち東部の湿田地帯に比定される中世の郷。

諏訪御符礼之古書の享徳三年(一四五四)に、「小柳、五月会、御符之礼三貫三百文、使一貫文、稲田道椿」とみえ、同じく長禄三年(一四五九)の諏訪社上社の五月会の頭役にも「賀頭、小柳、井上出羽守政満」とみえるほか戦国時代まで一貫して諏訪社上社の頭役を負っていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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