日本歴史地名大系 「小河内郷」の解説 小河内郷おごうちごう 和歌山県:伊都郡かつらぎ町小河内郷高野山領六箇七(ろつかしち)郷の一で、現山崎(やまさき)・教良寺(きようらじ)・宮本(みやもと)・平沼田(ひらんた)付近をほぼその領域とし、宮本には丹生狩場(にうかりば)明神社が鎮座。嘉元二年(一三〇四)二月二四日の孝良寺村国安田地売券(続宝簡集)に「小河内孝(教)良寺村」とあり、応永二六年(一四一九)九月日付の段銭棟別納日記(又続宝簡集)によると、山崎・教良寺・皮張(かわはり)(現宮本)・平奴田(ひらんた)の四ヵ村が小河内郷を構成し、郷内の六二間の家々が、一間五〇文宛、計三貫一〇〇文の棟別銭を高野山に納めていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by